第2回フォローアップ研修会
つどい薬局
2021/12/20
先日、薬剤師の有志メンバーを集めてつどい薬局の地域交流スペースで第2回『フォローアップ』の研修会を開催しました。
今回は、前回も参加してくれた若手の薬剤師が以下のような症例を発表してくれました。
在宅のパーキンソン病の患者様が夜間咳嗽を訴えており、麦門冬湯が通常量処方されていた。パーキンソン病患者では、ドパミンの活性が相対的に低下する事でサブスタンスPの濃度が低下し、嚥下反射が低下すると誤嚥性肺炎のリスクが上昇するため無理に咳嗽を止める必要はないのではないかと考えた。そこでフォローアップを行い、咳症状が軽減したため医師の訪問診療に同行し、上記の内容を医師に伝えたところ麦門冬湯が頓服に変更になった。変更後もフォローアップを行い、今のところ誤嚥性肺炎もなく、咳症状の悪化もないようだ。
薬剤師の仕事は薬物治療の効果を上げる事とリスクを軽減する事である。
私も彼に負けないように日々の業務に取り組んでいきたいと思った。
つどい薬局 椿