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外部講師

つどい薬局

2021/10/06

先日、製薬メーカーのMRの方にお話をする機会がありました。

私がMRの方にお話した内容は以下の3つです。

1.薬局業界の話

2.薬剤師の仕事

3.医薬品(ジェネリック)の選定

1.薬局業界は対物業務から対人業務にシフトとしており、2015年に発表された『患者のための薬局ビジョン』に沿った薬局運営が強く求められるようになった。薬機法の改正(服薬後フォローの義務化や地域連携薬局・専門医療機関連携薬局の認定制度)やアセトアミノフェンを含有するOTC医薬品が不足したことからカロナールを零売する動きがある事を紹介した。

2.薬剤師の仕事は分かりやすい服薬指導をすることを前提とした上で「連携・減薬(ポリファーマシー対策)」のスキルが求められている。薬局薬剤師が患者宅に赴き、かかりつけ医やケアマネージャー、訪問看護師、ヘルパーさんと連携して安心して自宅で療養生活を送れるよう手助けする必要がある。もう一つの仕事は、患者様が薬を減らしたいという希望があれば薬の専門家として服用している薬を1つ1つ評価して、不要な薬があれば減薬を提案する。減薬をした場合は、減薬が適切だったかどうかフォローしながら再評価していく必要がある。

3.昨今のジェネリックの問題を踏まえ、医薬品の選定基準は価格、物流の安定性、パッケージ(錠剤の大きさ・印字・割線の有無・一包化出来るか・2錠ずつバーコード印字があるか等々)、教育コンテンツの有無で判断している。

私がお話しした後にMRの方から多くの質問があり、大変勉強になった。

この経験を通して患者様を良くしたいという想いは同じで薬を作るメーカー、患者様と接する薬剤師という立場の違いはあるが、相互理解を深める事でより良い関係が生まれ、患者様に還元できると感じた。

このような機会を頂き、ありがとうございました!

つどい薬局 椿